つながり

shigeji.net 作成者:シゲジ


「つながり」があることが重要

「つながり」があることが重要。

「つながり」がなくなれば、つながっていた相手との関係はそこまでで終わり。「つながり」が少しでもあれば、何かしらの手段がある。

数年に1回くらい連絡を取るような弱い「つながり」であっても、それがあるのとないのとでは、雲泥の差が出る。

非常に困ったとき、強い「つながり」である身近な友人たちが助けてくれるかもしれないが、本当に大きな力となるのは、そんな身近な友人たちではなく、弱い「つながり」しかない相手だ。

失職するという非常に困ったとき、強い「つながり」の身近な友人たちもいつ失職するかわからない場合が多く、大きな力にはなってもらえない。そんな身近な友人たちではなく、弱い「つながり」しかない相手が大きな力になってくれて、新しい仕事に就けることがある。

大学でお世話になった先生や旧友、再就職斡旋会社の人など、これまで強い「つながり」でなかった、これら弱い「つながり」の人たちのおかげで、再就職することができたのである。

再就職というこの例に限らず、通常のビジネスにおいても、新規の取り引きが弱い「つながり」しかない相手からの紹介で始まることが多々ある。このように、弱い「つながり」が大きな力となる事例が数多く見出されている。

これは単なる偶然と思われるかもしれないが、そうではなく、これらの「つながり」の重要性が科学的に考えられている。


ことの「つながり」

人との「つながり」だけでなく、何をしてきたか、何をしたかなどのことの「つながり」も重要。

就職前に大学で懸命に勉強した物理は、会社の研究者として生きていくのには役立っている。

勤めた企業が化学関係であったが、学んだ物理は役立った。化学と物理という大きな違いはあっても、仕事において何かしらの「つながり」があるものだ。

再就職にあたり、大学で学んだ物理ではなく、企業で働いた化学の「つながり」が重要視された。個人としては物理を重要視してほしくても、企業で何をしたかのことの「つながり」が重要視された。これは当然のことである。

また、会社が変われば、同じ研究者といっても実際の仕事内容は大きく変わる。さらに、時代の流れとともに、社会情勢も変わり、その「つながり」で環境が変わり、会社の仕事も変化していく。

仕事が変化することで、新しいことの「つながり」がどんどん増えていくが、それら新しいことの「つながり」がすべて役立つわけではなく、消えていく「つながり」も多い。

新しいことの「つながり」が続かない。一方で、古くからのことの「つながり」は、消えてしまうものもあれば、続いているものもある。

「つながり」が強いままか、弱いままか、または消えてしまうのか。どうなるのかは、自分の努力にもよるが、環境によって大きく影響を受ける。環境によって、ことの「つながり」が変化していく。


「つながり」の選択

新しいビジネスは、うまく発展しない。経営のみならずマーケティングも勉強したが、それらをうまく活かせない。さらに推し進め、複雑系にまで勉強の範囲を広げたが、なおさらだった。

会社に余裕がなくなり、新しいビジネスから撤退したが、その頃、ロングテールという概念が話題になる。ロングテールとは、今では使われないようだが、複雑系のべき乗のことであり、正確にいえば、複雑ネットワークの特徴であるスケールフリーネットワークのことだ。

非常に数の多い「つながり」から、このようなネットワークの特徴が現われることがある。経営、マーケティング、複雑系という「つながり」がなければ、このネットワークという概念を理解することはできなかっただろう。

そのころ、子供が生まれ、同じ頃、母ががんで亡くなった。なぜ母ががんになって死ななければならなかったのか。それを知りたく、独学で生物の勉強をし始めた。

子供の成長は、生物進化を裏付けるものであり、進化をより理解させてくれるものであった。

母ががんで亡くならなければ、生物を勉強することも、また、子供の成長がなければ、これほど進化というものを理解することはできなかっただろう。

これらの「つながり」は、自分で選択したものではあるが、これらのような環境にならなければ、そのような選択はしなかった。


これらのように、何かしらの「つながり」があることが重要である。


●目次

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実践は難しい

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